ピンク色の研究 英会話

 

 

シーズン1第1話「ピンク色の研究」で、「うわ、いいなあ~!」と思ったセリフをご紹介します。

 

歯切れのいいテンポ、コミカルな動き、魅力的なキャラ、スムーズなシナリオ展開。
どれを取ってもおもしろかったのですが、セリフの面白さも忘れられませんよね!

 

 

そんなセリフについて、原文と日本語で見ていこうと思いますが、日本語訳は自己流なので、あらかじめご了承ください。

 

そのセリフのニュアンスや背景場面をお楽しみくださいね♪

 

 

 

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世莉が選ぶ「ピンク色の研究」名セリフ・ベスト3!

Shut up, everybody!

シャーロックの家に家宅捜索が入ったときのこと。
シャーロックは、ジェニファーが残した「レイチェル」の意味を必死に探していましたが、外野がとにかくうるさい。

 

そこでブチ切れたシャーロック。

 

"Shut up, everybody!
Don't move, don't speak, don't breathe.
I'm trying to think.
Anderson, face the other way.
You're putting me off."
(みんな静かにしろ!
動くな、しゃべるな、息するな。
俺は考え中なんだよ。
アンダーソン、あっち向いてろ。
やる気が萎える。)

 

もう、大爆笑です。

 

シャーロックらしくて。
台詞のテンポの良さもそうですが、思考を邪魔されるのがすごく嫌いというところがよくわかりますよね。

 

シャーロックは特にアンダーソンのことが嫌いみたいですね。

 

シャーロックの推理を邪魔したい時はアンダーソンを呼ぼう(笑)。

 

英文ポイント英文ひとくちメモ
ポイント「I'm trying to think.」を「考え中」と訳しましたが、ニュアンス的には「お前らのざわつきに思考が中断される」なのかな、と思います。

 

ポイント最後のフレーズにある熟語「put+someone+off」というのは、「someoneにする気をなくさせる・を不快にさせる」「気が散る」「うんざりする」と言った意味があります。

 

 

 

Anderson, don't talk out loud

上と同じく、このセリフも家宅捜索の最中にシャーロックの口から飛び出たものです。

 

「レイチェル」の意味がわかって意気揚々とするシャーロック。
ジェニファーのeメールを読むパスワードだったんですよね。

 

ですが、「だから何?」というアンダーソンの反応に呆れ返るシャーロック。

 

"Anderson, don't talk out loud. You lower the IQ of the whole street."
(アンダーソン、公言するのはやめろよ。君はこの通り全体のIQを低下させてる)

 

これもシャーロックらしいセリフで大好き!
そのパスワードによって、ジェニファーのスマホのGPS機能を追求できるので、スマホを持っている犯人にたどり着けるわけですから。
そこまで見抜けなかったアンダーソンを馬鹿にしてるわけですね。

 

この通りのIQが下がってしまったのはアンダーソンのせいだ(笑)!

 

英文ポイント英文ひとくちメモ
ポイント~out loud」には、「公然と」「大きな声で」「言いたいことを声に出して」といった意味があります。シャーロックのセリフには、「言いたいことをそんなに大声で言うなよ。恥ずかしい、アンダーソン」といったニュアンスを感じ取りました(笑)

 

ポイントlower」という動詞に初めてであったのも、このセリフに惹かれた理由です。「下がる」「低くなる」「価値が落ちる」といった意味があります。シャーロックのセリフでは、「You(アンダーソン)」が主語になってるので、「アンダーソンが下げてる・低くさせてる」と解釈しました。

 

 

I'm not his date!

今度はジョンの登場です(笑)!

 

シャーロックと共に彼の行きつけのレストランを訪れたジョン。
レストランのオーナーアンジェロは、2人を温かく出迎えます。

 

と、ここまでは良かった。

 

メニューを持ってきたアンジェロは2人に声をかけますが…

 

"Anything on the menu, whatever you want, free.
On the house, for you and for your date"
(メニューにあるものは何でも、欲しいものは何でもフリーだよ。店のおごりさ。君(シャーロック)と君のお相手(ジョン)はね♪)

 

うわあ~、ハドソン夫人に引き続いてこの人も(笑)!
シャーロックにやっとお相手ができたと喜んでいるのでしょうか。

 

ですが、ジョンはすかさず

"I'm not his date!"
(僕は彼の「お相手」じゃないよ!)

 

と、一蹴しました。

 

 

アンジェロはそのまま席を離れますが、また戻ってきて

"I'll get a candle for the table.
It's more romantic."
(キャンドル持ってくるね。よりロマンティックだから♪)

 

と、キャンドルを持ってきました。

 

 

「ピンク色の研究」お気に入りのセリフ

 

キャンドルを置くと、サムズ・アップするアンジェロ。

 

「ジョンは照れて否定しているんだろう」とアンジェロは思ったのでしょうか。
この通常運転ぶりには笑えました。

 

 

ここでもジョンは

 

"I'm not his date!"
(僕は彼の「お相手」じゃないよ!)

 

を強調しましたが、はてさてアンジェロに届いたかどうか。
ハドソン夫人もそうだけど、彼もキョーレツです!

 

英文ポイント英文ひとくちメモ
ポイントon the house」には、「店持ち」「店のおごり」「店の無料提供」といった意味があります。これまで「on the house」と言われたことはなかったので(「~ is free.」はよく使われてます)新鮮。親しい人に対して使うのかも知れませんね。「Salads are on the house」と言われたら、ただでサラダ食べまくりましょう(笑)!

 

ポイントdate」の使い方が良かった、というのもセリフが好きになった理由です。これまで「date」というと、動詞は「デートする」、名詞だったら「デート」「日付」くらいにしか思っていませんでした。でも、「デートの相手」という意味でも使われるんですね。

 

 

 

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my friendとa friend of mineとの違い

シャーロックがジョンに、部屋に飾ってある骸骨を「a friend of mine」と紹介したシーンがありました。

 

骸骨そのものが友達なのか、それとも亡くなった友達のものなのか、ちょっとわかりませんよね?

 

その前に、「なんで"my friend"って言わなかったんだろう?」って疑問が出てきました。

 

my friend とa friend of mine、違いはあるのでしょうか?

 

 

具体的な人物を指すかどうかで使い分ける

「my friend」と「a friend of mine」はどちらも「私の友達」と訳すことができますが、ニュアンスが違います。

 

  • my friendは、より具体的で相手も知ってる人物
  • a friend of mineは、抽象的で相手が知らない人物

 

と、意味が違ってくるんですね。

 

例えば、Aさん、Bさん、Cさんの3人ががその場にいて、AさんがBさんを友人としてCさんに紹介する時は「my friend」を使います。
もし、Bさんはその場にいない、しかもCさんとは面識がない場合、AさんはBさんについて「a friend of mine」を使ってCさんに話をします。

 

このニュアンスの違いについては、こちらの記事を参考にしました。
⇒ 【ニュアンスに注意】「my friend」と「a friend of mine」の使い分けをマスターする

 

 

エピソードでは、シャーロックは骸骨を紹介する時に「a friend of mine」を使ったので、言葉の意味からすると、「ジョンの知らないシャーロックの友人」ということになります。
もし、骸骨そのものが友人だったら「my friend」を使うと思うので、この骸骨はシャーロックの亡くなった友人という可能性が高いですね。

 

え、でもそうだったらそれはそれで奇妙ですよね。

 

埋葬せずになぜシャーロックのもとに?!

 

シャーロックの友人と言うくらいですから、きっと変わってた人だったのかも知れませんね^^

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