シャーロック・シーズン1第3話『大いなるゲーム』には、お気に入りのセリフがたくさん登場しました!
『シャーロック』の魅力はたくさんあるけれど、クスッとなったり、粋なセリフにぐっときたりするというのも、その一つですよね。
ここでは、個人的に「いいな!」と思ったり、「面白い言い回しだな!」と思ったりしたセリフについてご紹介します。
「そうそう、そのセリフだよね♪」と、気持ちをシェアできたら嬉しいです~。
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聖バーソロミュー病院で、カール少年の靴の分析を進めているシャーロック。
そこへ現れたのは、モリーとジム。
モリーはシャーロックに、恋人であるジムを紹介しますが、普通なら「シャーロック、こちらがジム。私のボーイフレンドよ」みたいな感じで紹介しますよね。
でもさすがモリー、
"Jim works in IT, upstairs. That’s how we met, Office romance. "
(ジムは上の階のIT部門で働いているの。だから私たち出会ったのよ。社内恋愛♪)
ときましたね~。
最後の「Office romance」がツボにハマりました(笑)。
あと、「なんで(ジムが)ゲイなの?」と、シャーロックに詰め寄った時のモリーの顔も良かった(笑)
2番めの謎解きで、イアン・モンクフォードの妻と話すシャーロック。
イアンの幼馴染と嘘をつき、モンクフォード夫人から話を聞き出そうとするシャーロックですが、その時のセリフに
"I only saw him the other day. Same old Ian, Not a care in the world."
(この前彼に会ったばっかりだったのに。昔のまま、呑気なヤツでした。)
「Not a care in the world」というフレーズが気になったのですが、イアンの性格や現在の状況について、モンクフォード夫人から情報を聞き出したかったんですね、シャーロック。
にしても即興でこういうセリフが出てくるって、頭の回転早いな-。
この「Not a care in the world」には動詞「have」が省略されていますが、「Not have a care in the world」には、「天真爛漫だ」「呑気だ」「悩みがなにもない」などの意味があります。
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アレックスの遺体をシャーロックが調べている時のこと。
シャーロックは、アレックスが暗殺されたと主張しますが、「話飛躍しすぎるんじゃねーか?!」とするレストレード警部との間で、ちょっとした言い争いが発生しました。
その時ジョンが
"Yes, all right, all right, girls! Calm down."
(よし、わかった、わかったよ、お嬢さん方!落ち着いて)
と言いました。
普通なら「girls」じゃなくて「boys」ですよね。
2人のキャーキャー、キーキーが、女同士の喧嘩に聞こえたのでしょうか。
笑ってしまいました。
3番めの人質である老女が、モリアーティによって殺害されました。
そのニュースを見ていたシャーロックとジョンの間で、言い合いが発生。
モリアーティもシャーロックも、人の命に関係なく、ゲームを楽しむような様子に、ジョンは嫌気が差したんですね。
人の命を気にかけても事件の解決にはならないと、淡々と推理を進めようとするシャーロック。
ピンクのスマートフォンに送られてきた、サザーク橋とウォータルーの中間にある場所の特定をするため、ジョンに新聞をチェックするようシャーロックは指示しますが、感情的になっているジョンは無視。
そこで出たシャーロックのセリフがこちらです。
"Oh, you're angry with me, so you won't help. Not much cop, this caring lark."
(なるほど、腹を立てているから手伝わないってことか。仕事に向かないな、この優しいヒバリさんは。)
「Not much cop」には、「大した値打ちがない」「つまらない」「役に立たない」などの意味があります。
また「lark」は「ひばり」の他に、「いたずら」「愉快」「悪ふざけ」と解釈されることも。
「caring lark」=ジョンを意識して訳してみました。
「センチメンタルなこと言って、まったくやれやれだよ」といったシャーロックの気持ちが伝わってきそうなセリフですが、ジョンは優しすぎてこの仕事に向かない、ということ表現しているんですね。
人の命よりも事件解決、と言いつつも、シャーロックはべつに命を軽視しているわけではありません(モリアーティはその反対だけど)。
シャーロックは最後のシーンでジョンを助けようとしますし、モリアーティの殺人を止めると宣言しましたよね。
なので、ここでのセリフはジョンの優しさを軽蔑して言ったわけではない、ということがわかります。
自分にはない優しさを持っているジョンに、好意を寄せているのかもしれませんね(誤解されそうな表現だけど!)
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モリアーティが去った後、ジョンの体から急いで爆弾を引き離すシャーロック。
爆弾から自由になったジョン、ホッとしたシーンでした。
でもジョンは、違った意味でホッとしていたようです。
"I'm glad no one saw that."
(誰も見てなくてよかったよ)
??
薄暗いプールで、ジョンの服をビリビリ破くシャーロック。
ああ、2人のロマンスを噂されることを心配していたんですね~。
爆弾巻きつけられてるんだから、そんなこと誰も思わないよ!
あ、でもハドソン夫人ならあり得る(笑)
アンジェロもいましたね(笑)
ジョンが心配するのも無理ないか(笑)
シャーロックが噂話に心配するシーンでシャーロックが"They do little else."と言いました。
これは、「噂話しないほど忙しくない(They do not do many things that are not talking.)」、つまり、「やることがそれほどない(だから噂話する)」という意味になります。