ドラマ「シャーロック」は、「もしもシャーロック・ホームズが21世紀で活躍するとしたら?」というアイデアから産まれました。
それが大当たりして人気ドラマの仲間入りを果たしましたが、当然原作の中で現代版にアレンジする部分もありますよね。
どういう風に変わったのかな?
比べながら観ていると、「うっわ、これ最高~♪」と、悶てしまったものがいくつか出てきました。
現代版と原作の時代設定を比較して、気に入ったものをご紹介します!
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原作では、相棒のジョン・ワトソンが、シャーロック・ホームズの活躍を小説にしていました。
でも、ドラマ「シャーロック」ではブログ!!
もちろん今でも小説は十分通用しますが、ブログは時代を特徴づけるツールですよね。
いい使い方してるわ~。
ちなみにジョンのブログは実在し、閲覧可能(更新はストップしていますが)!
⇒ ジョン・ワトソンのブログ
ハドソン夫人やシャーロックなど、おなじみの人たちのコメントも残ってたりして、それを読むのもすごく楽しい。
ただ、シャーロックとジョンが本当に実在しているかの錯覚を起こしてしまうのが辛いけど。
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移動手段は馬車からタクシーへ。
時代の流れを感じますよね(笑)
ドラマでは、どこへ行くにもタクシーをちょくちょく利用するシャーロックとジョン。
原作では馬車だったよね~。
あ、だから現代版はタクシーたくさん利用してるんだ!
気がついた時は悶に悶ました(笑)
今馬車で移動していたらかなり引きますが、タクシーで代用できるのでまったく無理はありませんね。
やっぱり現代に通じてるわ、シャーロック・ホームズは。
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「英国紳士」というのは私の個人的なイメージですけどね。
原作のシャーロック・ホームズの時代は19世紀。
ヴィクトリア時代の紳士服を調べてみるとこんなカンジ。
小説シャーロック・ホームズの挿絵を担当していたシドニー・パジェットが描くホームズをそのまま再現した、と絶賛されたジェレミー・ブレットの服装を見てみましょう。
向かって左、黒いスーツを着ている方ですね。
シルクハットをかぶってますし、今となっては正装に近い恰好なのではないでしょうか。
動きにくそう~。
かたやベネディクト・カンバーバッチ演じるシャーロックですが、原作と比べるとかなりラフ。
確かに今三つ揃いのスーツ着てシルクハットかぶって捜査していたら、それだけで目立ってしまうので不利ですよね^^;
だからかな、シャーロックの服装が典型的なホームズのでなくてもすんなり受け入れられます。
コートを翻してさっそうと歩くシャーロック、なかなかかっこよくて、現代版シャーロック・ホームズのイメージとして定着しそう~。
そういえば、そうなんですよね。
小説や映画では「ワトソン」「ホームズ」って呼び合っていますが、ドラマでは逆。
初めてドラマを観た時「あれ?」って思っていた程度だったんですが、現代を意識した、こだわりの呼び合いなんだそう。
そんなところにまでこだわるとは。
姓名で呼び合うより、名前のほうが親しみが湧きますよね。
現代版シャーロック・ホームズはよりフランクなんですね~。
原作のホームズさんは、立派な喫煙者。
曲がったパイプを口にくわえているのもイメージの一つですが、現代版シャーロックはなんと禁煙中!
しかもニコチンパッチ貼ってるんだぜ。
ははは、19世紀にはニコチンパッチないだろう~。
これも細部にまでこだわった演出なのでしょうか。
ニコチンパッチ。
いや~、時代を感じますね!
いかがですか?
原作とドラマの時代設定を比較すると、「あ、これがこれになるんだ~」って興奮することいっぱいありますよね♪
「やっぱり現代版に持って来るには無理があるのでは」というよりも、「それってあり!」ということがほとんどというのも、ドラマが成功した理由かも。
がっかりより「嬉しい!」が大きく上回ってるのが嬉しい。
シャーロック・ホームズは、現代でも全く違和感ないです。
さて今日も時代設定比較をエピソード鑑賞することとしましょうかね。