『技師の親指』を読んだ感想をご紹介します。
今回は、珍しくワトスンが持ち込んだミステリー!
親指を負傷した依頼人の経緯とは?
そして、事件現場を訪れた一行が迎えた結末とは…?
小説のあらすじ(ネタバレ含む)や登場人物に関する記事はこちら
⇒『技師の親指』のあらすじ!ネタバレもチェック
それでは『技師の親指』の感想にいってみましょう~。
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タイトルから惹かれたエピソードでした!
水力技師と事件。
つながらないなあ。これが、「次読みたい!」ワクワクを刺激する。
と、読み進めながら強い好奇心が芽生えていきました。
うまい設定ですよね~。
ミステリー性が高かったのは、タイトルや依頼者の設定だけではありませんでした。
スターク大佐に案内された家(正しくはビーチャー博士宅)にいた女性(エリーゼ)が、ハザリーに対して「逃げて!」という場面にはドキドキしました。
なんでだろう?と興味をそそられますよね、何が起こるんだろうって。
あと、英語でなくドイツ語が関係していることにもますますミステリーさが加わって面白かったです。
ハザリーの逃走劇も、ドキドキの連続。
逃げるハザリー、包丁を持って追いかけてくるスターク大佐。
片手だけで窓にしがみついている状態のハザリーにスターク大佐は、持っていた包丁を振り下ろす!
なんともスリルのある展開じゃありませんか!
ハザリーの前にも被害に遭った水力技師がいたようです。
ひょっとして、スターク大佐は連続殺人犯!?
結構盛り上がったので、最後はド派手に、と思ったのですが、そうでもなかったですね。
思わずくすっとなってしまったエンディングが良かったです♪
『技師の親指』では、「知りたい!」と思ったことは出てきませんでした。
ワトスンが持ち込んだ事件はこれまで2件あって、一つが今回の事件、そしてもう一つが「ウォーバートン大佐の狂気に絡む事件」でした。
ちなみに、「ウォーバートン大佐の狂気に絡む事件」は、語られざる事件です。
事件の舞台となったアイフォードですが、探しても見つかりませんでした。
架空の村と考えられます。