シャーロック世莉が解説!
シャーロック1第3話『大いなるゲーム』。
前回はあらすじについて書きました。
今回はエピソードのネタバレと感想になります!
ピンクのスマートフォンに入っていた時報は5回、5番目の人質は誰?
そして黒幕は?
マイクロフトの「国家を揺るがす一大事」の結末も気になりますよね。
それではネタバレ行ってみましょう~。
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爆弾魔から出される謎解きに挑むシャーロックとジョン。すでに4つクリアしたが、もう1回発生する予感。
一方ジョンはシャーロックに内緒で、マイクロフトから依頼された件について、捜査を続けていた。
ここからはネタバレになります。ご注意!
メモリースティックを盗んだ犯人は、ジョー・ハリソン(ウエストの婚約者・ルーシーの弟)。
ジョーはドラッグディーラーで、ウエストとは一緒にお酒を飲むほどの仲。
ある日泥酔したウエストは、ブルーパディントン計画が記録されたメモリースティックをジョーの前にちらつかせる。
それを売って大金を手に入れようと考えたジョーは、ウエストのシャツのポケットから、メモリースティックを抜き取った。
後日、メモリースティックを失くしたことに気づいたウエストは、ジョーのもとを訪れ、問いただす。
「盗った」「盗ってない」の言い争いがもみ合いへと発展、ジョーは誤ってウエストを階段から突き落としてしまった。
ジョーの自宅のすぐ側には鉄道が走っていて、電車が一定時間停車する。
ジョーは停車した電車の上にウエストの遺体を乗せた。
そしてウエストの遺体は、線路が変更されるバタシー駅で振り落とされた。
シャーロックとジョンは、ジョーからメモリースティックを取り返し、事件は一件落着。
取り戻したメモリースティックを使い、シャーロックは今回の事件の黒幕であるモリアーティをおびき出そうとメッセージを送る。
待ち合わせのプールに行くと、そこにはサラのもとに行っているはずだったジョンが現れた。
モリアーティのメッセージを読み上げるかのように、シャーロックに話しかけるジョンの体には、爆弾が巻き付けられていた。
5番目の人質は、ジョンだったのだ。
姿を現したモリアーティは、モリーがボーイフレンドとしてシャーロックに紹介したジムだった。
シャーロックから受け取ったメモリースティックを投げ捨て、「コンサルタント犯罪者」と、自己紹介するモリアーティ。
シャーロックの息の根を止めることに今は興味がないと、モリアーティと手下たちは、その場を引き上げた。
カール少年を殺害したのはモリアーティで、シャーロックが待ち合わせに使った場所は、カール少年が溺れ死んだプールだった。
モリアーティはシャーロックに、カール少年を殺害されたことを告白、ジョンの命も止められると豪語した。
一件落着と思えた矢先、「気が変わった」とモリアーティが戻ってきた!
銃口をモリアーティから爆弾に向けるシャーロック。
この結末はシーズン2へ…
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冒頭の爆破からはじまり、人質に爆弾が巻き付けられ、数々の謎解きが登場しました。
本当にスリル満点でしたよね!
2つの事件がほぼ同時に起きて、お互いリンクするのかどうか気になりましたが、最後はうまくまとまったような気がします。
シャーロックの鮮やかな推理と、モリアーティの狡猾さ。
最後のシーンは、コンサルタント探偵VSコンサルタント犯罪者の図式がよく表れていてよかった!
ハドソン夫人のコミカルな演技は少なかったけれど、時々ジョンのセリフに笑わされてもらいましたし、ドラマ『シャーロック』らしさたっぷり。
クリフハンガーで終わってしまったものの、全体的に大満足な仕上がりだと思います!
ジョンがブログを運営していることは周知の事実ですが、今回話題にのぼったのは、「ピンク色の研究」という記事。
シーズン1第1話『ピンク色の研究』をネタにしていますが、モリアーティが送りつけたピンクのスマートフォンも、ジョンのブログを参考にしたと考えられています。
さて、エピソードの中で何回か地動説が話題になりましたが、それはジョンが「ピンク色の研究」の中で、「シャーロックは地球が太陽の周りを回っていることを全く知らなかった」と暴露したためです。
ジョンじゃないけどびっくりですよね。
あれだけの頭脳を持つシャーロックだから、何でも知っていると思うのは当たり前なわけで。
興味のないことに関しては全くと行っていいほど知識を持ち合わせていないということが、よくわかりました。
ホント、面白い天才(笑)
サラ宅に泊まったジョン。
リビングで目覚めたジョンにサラがかけた言葉に「Lilo」って出てできましたよね?
始め何のことかわからず、パブかレストランの名前かと思って混乱してしましました(笑)
イギリスでは、エアマットレスのように、空気を入れて膨らました寝具のことを、Liloと呼ぶようで、サラはジョンに「ソファじゃなくてエアマットレスで寝たら良かったのに」って言ったんですね。
なるほど~。
で、面白かったのが、マイクロフトとシャーロックがサラ宅に泊まり、ソファーで一夜を過ごしたのをすでに知っていたということ!
何この監視力。
すべてお見通しってとこが、怖いけど、「シャーロック内」だから面白い(笑)!
モリーがジムを紹介するシーンは、ツッコミどころ満載なんですが、一番ビックリしたのが、あの「ジム」だったということです!
シャーロックも単なるゲイかと思ってたくらいですから(汗)
ほんの数秒しか登場しなかったし、シャーロックを目の前に緊張していたし、まさかでしたよね~。
ホント、最後のシーンでびっくりしていまいました!
シャーロック制作陣に、まんまとはめられたかな(笑)
ヤヌス自動車のオーナーであるエワートが、食べだしたら止まらないお菓子として例に挙げたのが、リコリス・アソートでした。
リコリス・アソートは、イギリスで販売されているお菓子で、上の画像のように、カラフルな1口サイズのスイーツが、1袋にたくさん入っています。
日本で言う駄菓子ですね~。私は食べたことないけど味にはクセがあるらしく、うちの子の中でも好き・嫌いにわかれます。
シャーロックがモリアーティの「仕事」を表現する時に、「親愛なるジムへ。どうか意地悪な姉を始末してください…」と言うシーンがありましたよね?
この言い回し"Dear Jim. Please will you fix it for me..."は、イギリスの人気番組だった"Jim’ll Fix It"(ジムが解決する=ジムにおまかせ!の方がタイトルとしてはいいかも) の決めゼリフだったようです。
この番組は、一般の子供から寄せられたお願い事をジム(ジミー・サヴィル)が読み上げるのですが、特定の言い回しはここから来ています。
ところでこのジミー・サヴィル(1926~2011)、死後にとんでもないヤツだったことが発覚しました。
実は番組が放送されていた時に、10代の少女をはじめ、番組に登場した少年・少女に対し楽屋でレイプしていたというのです。
BBCはこの事実を隠蔽していたところがあり、批判にさらされました。
ジミーはボランティアにも力を入れていましたが、ボランティアスタッフに対しても、性的暴行を加えていたとか。
下は5歳から上は75歳まで、100名以上の人が被害にあったということです。
なんつー変態ジジイ。
番組では、子どもたちの夢を叶えるヒーローだったのに、心の中では野獣のような目で、子どもたちを見ていたのかと思うと気持ち悪くなってきます。
レストレード警部が、「破壊されたフェルメールの絵画についてよくわからない」と言った時、シャーロックが「ポスターが至るところに貼ってあるじゃないか」と答えましたが…
あったっけ?!
私もレストレード警部と同じ(笑)
ということで、もう一度はじめからエピソード観てみました。
エピソード最初の方、ジョンが外出する前です。
シャーロックが手にした雑誌の裏表紙、茶色の額縁の中に"The lost of Vermeer"と書かれた広告が見えます。
起きてきたサラがテレビを付けた時、ちょうど絵画についてのニュースが流れていました。
ギャラリーの建物が映し出され、その後に広告が表示されます。
コニー・プリンスが誰か説明するため、ジョンがカフェのテレビをつけると、広告が表示されました。
シャーロック:「俺はギャラリーへ行くから、君はアレックスについて調べてくれ!」
ジョン:「ガッテンでぃ!」
(↑実際には言っていません)
そうしたやり取りをして、シャーロックがタクシーを降りた時、建物の壁に広告が貼ってありました。
これも同じかな?
当たり前といえば当たり前ですね、ギャラリーの建物には、こんなにデカデカと表示されていました。
レストレード警部、これを見逃すなんて。
あ、それは私にも言えることか^^;
エピソード内でお気に入りのセリフがたくさん出てきたので、セリフ集として別記事にまとめました。
良かったら読んでみてください♪⇒ 『大いなるゲーム』お気に入りセリフ集